ブログを書くなら、Mac? Windows?
個人事業としてブログを始めるとき、環境作りの段階でみんなが大なり小なり詰まってしまうのが、このポイント。
Windowsだと、結局、高くつくんじゃない?
いや、Macの方が高くない?
人によって違うのなら、何がどう違うの?
そんな疑問をMacユーザーのブロガー視点から解説するよ。
- パソコンを持ってないけど、ブログを始めるならどのパソコンが良いか
- ブログ作成でOSが違うとどんな影響があるのか
- ブログを始めるなら、今持っているパソコンは買い換えなきゃいけないのか
どうも、しおぽんだよ。
僕も、10年以上前にブログを始めるとき、WindowsもMacも使える環境だったので迷ったよ。
僕はMac歴が18年、Windows歴が29年あるんだけど、今はMacでブログを書いてるよ。
一時期、Windowsで書いたこともあるんだけど、いろいろ不便でMacに戻ったんだ。
今からブログを始めようというあなたに、十分なアドバイスができるはずだよ。
基礎知識!
ブログを書く人を、よく「ブロガー」と呼ぶよ!
先に結論|ブログはMacが向いている
ほとんどのブロガーの場合、Macが向いている。
かかる総金額が安くなる。
また、外出先でも大きな変化無く作業を続けられる。
Windowsのブログ向けの資産を既に持っている人は、すぐにMacに乗り換える必要は無い。
ただ、Windowsは誰かがコントロールしているかのように突然、不具合になり有償修理になることがある。
故障が発生したり、Windowsのサポートが切れたタイミングで、Macに乗り換えることも検討してほしい。
項目別に解説!
ブログを書く上で必要な10項目で評価するね。
この項目で比較したよ。
- 1.Web上のツール
- 2.リサーチ|マルチディスプレイ
- 3.ライティング|キーボード
- 4.画像加工
- 5.場所を問わずライティングできるか
- 6. 電源無しでも長寿命か
- 7.セキュリティ
- 8.サポート
- 9.製品の寿命
- 10.コスト
引き分けの場合もある。
結果、項目ごとの数字で見ると、下の図の結果になったよ。
評価は
○=有利
△=やや不利だが健闘
ー=不利
としているよ。
分かりやすくMacが優位!
Macを使っているブロガー向けのブログだから?
冷静に考えた結果だよ!
サンプルにした対象機種はMacBook AirとLenovo Thinkbook 14 Gen6 AMD Ryzen 5 7430Uね。
項目別に見ていくね。
1.Web上のツール
Webサービスはパソコンのブラウザ上で作業を行うので、MacでもWindowsでも、使い勝手は変わらないよ。
ここでいうWebサービスとは、ワードプレス、アメブロ、はてなブログ、noteといったブログ作成サービスや、Canvaなどのコンテンツ作成サービスを指すよ。
どちらも同じ評価になった。
2.リサーチ|マルチディスプレイ
ブログで必要なリサーチは、体験・口コミの他にWebサーチからも得ることができる。
Webサーチをするときは、ディスプレイが広いほど、画面の数が2枚あると、多くの情報が確認できて良いね。
ただ、経験上、画面は2枚までかな。
3枚以上になると、情報が多すぎて人間の頭が付いていけない。
ブロガーだと2枚までだね!
他の職種でクリエイターや配信者、プログラマーだとアウトプットの確認や、作業中コンテンツの置き場などで3-4枚使う場合もあるよ!
Windowsは、拡張性が高いモデルが多いんだ。
Macと同じ価格帯であれば、たいていは2枚のディスプレイ出力に対応している。
Macは、Windowsに対して遅れている。
M1、M2チップのMacBook Airまでは外部モニター1台までの対応だった。
ようやくM3チップのMacBook Airになって、クラムシェル利用、つまり本体のモニターを閉じた状態であれば2画面出力にも対応できるようになった。
なぜかMacBook Proの13インチだけ2画面に非対応だったんだ
14インチ、16インチは対応してるんだけど
2024年8月のMacOSアップデートで、13インチでも、クラムシェエル利用なら2画面出力出来るようになったよ
MacBook Airもクラムシェルじゃ無くて、普通に2画面対応してくれると良いんだけどね。
そうすれば、エンジニアや動画編集者がよく使う、パソコン画面を込んだ3画面運用が出来るんだ。
今のところ、MacBook Proの14インチ、16インチ以上が対応なので、更に価格が高くなる。
総合して見ると、2画面出力できるものが安価で選べる、Windowsが有利!
3.ライティング|キーボード
ライティングは、ほとんどの人がキーボードで文字を入力はず。
音声入力を使ったときも、小さな修正はキーボードで行うよね。
ここでは、ノートパソコンの場合のキーボードの出来を評価するね。
Macは10年ほど前のバタフライキーボードはあまりタッチ感覚が良くなく、ペチペチっと叩いている感覚だった。
最近はキーボードの質が向上し、依然と比較して叩いて疲れにくいものになった。
対してWindowsのノートパソコンは、質の良いキーボードを備えている機種が少ない。
また、外部キーボードを接続するときも、Macの方がWindowsに比べて対応幅が広い。
Macは、接続するキーボードごとに入力方式を設定できるんだ。
つまり、ノートパソコンのキーボードがJIS配列、つないだ外部キーボードはUS配列といった設定ができる。
対して、WindowsはOSに設定したキーボード入力を引き継ぐ。
ノートパソコンがJIS配列設定にしていると、つないだ外部キーボードも矯正でJIS配列設定になる。
US仕様のキーボードをJIS配列設定で使うと、特に記号「@」などで位置が違うので、混乱するだろう。
僕の場合、MacBookの本体はJISキーボードだけど、外付けキーボードにUSをつなげてるんだ。
違っても、大丈夫なの?
MacだとキーボードごとにJISやUSと分けて入力を設定できるんだ!
Macって融通が利くね!
うん、助かってるよ
Windowsは本体をJISと設定したら、外付けキーボードもJISでしか入力できないんだ
Macが有利!
4.画像加工
ブログで必ず使うのが、画像加工。
スクリーンショットを切り抜くことが多いね。
MacもWindowsもスクリーンショットは標準搭載のアプリやショートカットで簡単にできる。
スクリーンショットを撮る方法
・Mac→Macでスクリーンショットを撮影する
・Windows→ウィンドウまたは画面の内容をコピーする
少し、Windowsは分かりにくいかも?
Windowsのブロガーには、スクリーンプレッソという外部の無料アプリが好評だよ。
仕上がりは、MacもWindowsもほとんど差が無い。
どちらも同じ評価になるね。
5.場所を問わずライティングできるか
持ち運びしやすい重さか、どこに行っても使い勝手が大きく落ちないかの2点で評価するね。
5-1.持ち運びしやすいか
重さで見ると、Windowsは今回挙げているモデルは1,380gだけど、モデルによっては700グラムを切る軽い製品も発売されている。
でも、重さが軽いと本体価格が10万円台後半〜20万円台と高額になる上に、耐久性が高くないこともあるので注意が必要なんだ。
価格重視で構成されたモデルは、14インチで1,400g前後が多いので、絶対にWindowsが有利とも言い切れない。
一方、Macはいちばん軽いMacBook Air13インチでも、1,200gを超す重さ。
価格が高くなっても、軽量化されたモデルは発売されていない。
逆に価格が上がるにつれて、本体の重量が重くなるのはちょっと困るね。
この部分では、基本として互角、価格を張ればWindowsが若干、有利と言えるね。
5-2.どこに行っても使い勝手が大きく落ちないか
MacはWi-Fi環境が無くても、連携性能が際立って使いやすい。
iPhoneで見つけたURLをコピーして、Macでペーストという離れ業を特別な作業無しにできる。
画像もAirDrop経由で簡単だ。
Wi-Fiだけで無く、BluetoothでもiPhoneやiPadと接続できるからね。
Windowsは、共有もクラウド経由がメインなので、Wi-Fiが無いとできない。
サムソンが自社機器とWindowsとのBluetooth接続の使い勝手向上に頑張ってるけど、普及率から見ても一般的というには遠いね。
この部分では、Macが有利。
総合して見ると、Macが有利!
6. 電源無しでも長寿命か
最近のカフェや新幹線・空港の待合スペースはコンセントの奪い合いと感じることが多いね。
そして、コンセントにありつけた人は充電しながら仕事では無く、Netflixを見てる。
ブロガーとしては、電源無しでも、ある程度の時間作業ができる余裕が欲しいところだ。
画面遷移の多さと、通信量の大小で消費電力が変わるので、ブロガーは他の副業やエンターテイメントと比べて消費が少ないように感じる。
僕の体験で見ると、Macは電源無しで2時間程度のブログ作業をしても、バッテリー残量が40%以上残っていることが多いよ。
Windowsは似たような作業をしたとき、バッテリー残量が20%程度まで落ちたことがある。
Macが有利!
7.セキュリティ
ブログや下書きデータ、個人情報が漏れるとロクなことが無いよね。
Macはマルウェアや認可外アプリ・ハードの動作や接続を検知し、ユーザーに危険を知らせてくれるんだ。
自社でOSもソフトも開発しているので、認可外のアプリ・ハードについてのセキュリティが優れてる。
Appleがしっかりしているから、悪い人たちは別の方向で攻めるんだ
Appleのふりをした迷惑メールを送りつけてくることは未だに多いね
Windowsは、多くの会社が製造・販売しているので、OSを開発しているマイクロソフトは全ての責任を負うことが難しい状態。
OSについての責任は負えるけど、ハードとの相性は数が多すぎて負えない。
したがって、新しいハードやUSBメモリなどを接続したところで、全てに通知を出し、どれがセーフラインなのかをユーザーに責任をとってもらう傾向が見て取れるんだ。
インターネットセキュリティについては、Windows10以降に「WindowsDefender」が搭載され、一定のセキュリティが施されている。
ただ、MacもWindowsも、人間の判断ミスを誘発して、情報を入力させようとする偽サイトからの防衛はできない。
現代のセキュリティは、ユーザーの意識が緩い部分を巧妙に突く次元に移っている。
セキュリティ会社もランサムウェアや偽サイト対策機能を開発しているけど、まだ守るところまで充実していないと言って良い。
セキュリティソフトメーカー、クラウドストライクのランサムウェア対策ソフト「ファルコン(Windows版)」のアップデートで誤動作をOSのシステム部に入れ込んでしまって、パソコンがブルースクリーンのまま動かない大騒動が2024年7月19日にあったけど、難しいんだろうね。
クラウドストライク、Windowsパソコンのシステム障害の経緯を公表
パソコンができる範囲でのセキュリティについては、Macが有利!
8.サポート
Macはサポートが優れていて、他社の見本になって欲しいぐらいだよ。
通話料のかからない電話番号に問い合わせできるし、他にメールやメッセージでも対応してくれる。
基本は購入後1年が保証期間。
AppleCare+に加入なら3年に修理代の一部が無償や低額に軽減されるサポート期間が延長される。
だけど、保証期間を過ぎていても、AppleCare+に加入していない場合でも、修理費は実費になるけど相談に応じてくれる可能性が高いんだ。
個人的な経験を1つ紹介。
2011年のMac OS Lion(10.7)発売後、すぐに起きた不具合の対処で問い合わせたところ、翌週には全世界で対処されたアップデートが配信されたことがあるんだ。
あまりの素早さに舌を巻いたよ。
当時はOSの入ったCD-ROMを購入する形だったよ
2013年のOS X 10.9 Mervericsからあとは無償配布されてるね!
僕が問い合わせをするときは、OSレベルの根の深い問題であることが多いんだけど、今でも対応は素早い。
iPhoneの小さな不具合も、Macの小さな不具合も、問い合わせたものは全て対処されているよ。
僕がアップルのサポートを信頼する理由が分かるはず!
Windowsは、OSについてはオンラインの問い合わせのみ。
ハードについては、パソコン発売メーカおよび周辺機器発売メーカーが問い合わせの対応を担当している。
各メーカーが準備しているサポート体制によって、対応が違うんだ。
ここまでは安心というラインが無いので、Windowsのユーザーはサポートについては、出たところの勝負といった感覚が強いね。
Macが有利!
9.製品の寿命
パソコンの場合は、セキュリティアップデートの期間で見ると分かりやすい。
減価償却資産の観点で見ると、日本の償却期間が4年と定められているので、それより長く使えるだけ買った甲斐があるというものだね。
ブログの場合は、マシンスペックを全て使うような重たい作業が発生することが少ない。
したがって、メーカーがセキュリティ面でのアップデートを続けてくれる期間の方を重視する。
Macは実質、OS配布開始から10-11年程度はセキュリティアップデートを続けてくれる。
Windowsは、OS配布からちょうど 10年でセキュリティアップデートを終了する。
比べてみると、少しだけMacが長いけど、大きな差は無いね。
どちらも同じ評価になる。
10.コスト
コストは安い方が良い。
みんな、そうでしょ?
パソコン本体だけのコストで見るか、周辺機器やシステム、サービスを加味したトータルコストで見るかで結果が違う。
Macは本体価格が高いけど、今までの実績を見ると発売から10年後程度までセキュリティアップデートがある。
ブログの場合、常に限界性能までパソコンを使い切ることが少ないので、頻繁に最新機種に買い換える必要は無い。
また、リセールバリューも高く、発売後1年で60%、3年で45-50%程度の下取り価格が付く傾向が続いている。
5年以上の長い目で見ると、Macにかかる総額がWindowsより安価で収まることが多い。
Windowsはパソコンに元から入っている(バンドルイン)されていない限り、オフィススイートも買わなきゃいけないんだ
MacはオフィススイートのアプリもAppleが作って無料で提供してくれているので良いよね!
AppleはMac向けのオフィススイートソフトを無料で提供していて、諦めない限りはバージョンアップが続くというのは、大きなメリット。
具体的には、ページズ、ナンバーズ、キーノートといったアプリ。
Mac用の他社が提供する無料オフィススイートで有名なのは、LibreOffice、Apache OpenOfficeといったところ。
他の有料アプリを買ってもらうための入り口として、オフィススイーツを無料で提供している。
こういった立ち位置だと、無料オフィススイーツの扱いやアップデートが会社の方針によっては後に回る可能性も考えておかないといけない。
Appleはユーザーのために提供していると思うよ
他社は無償アプリを使ってもらって、満足してもらってから有料アプリを買ってもらいたい意図があるんだろうね!
Windowsは本体価格が安いものもある。
社内ネットワークの構築、サーバー設置保守、サブスクリプション費用と考えていくと、どんどん総費用が高くなっていく。
OSを開発しているマイクロソフトが作成しているワード・エクセル・パワーポイントといったアプリもパソコンに予め入れて販売されている(バンドル)以外は、有料で購入することになる。
ここがMacと大きく違うポイントで、普及率の高いソフトが有料になる時点で、Macに比べてかかる費用が高額になるんだ。
Windowsはユーザー数が多いので、外部の代替アプリも多く無料で提供されているけど、いつまで無料アプリのアップデートを行うかはアプリ会社の都合によるので、不安定だよね。
自宅でサーバーなんか組んで無いよ! って人も、冷静に今までかかった費用を見返すと高くついてるんだよ!
Windowsだと、Macと比べてサブスクリプション契約をしなきゃいけないソフトが増える場合が多いんだね
使っていて分かるけど、Windowsは端子の強度やディスプレイが今ひとつで、接触や発色の不良で修理になる頻度がMacに比べて高いんだ。
OSは保証範囲内だけど、ハードとの相性は有償修理になり、保証が効く購入後1年以外は修理費用がかかる。
時間が経つほど故障の発生率が高くなるので、なるべく償却が終わる4年で買換をしたくなる。
おなじように、不具合を避けるために下取りに出されるWindowsは多い。
欲しい人より、売りたい人の方が多いので、下取りの価格はMacほど高くないんだ。
2024年現在の下取り価格を見ると、、Windowsは1年で50%以下、3年で20−30%程度まで落ちる。
ちなみにMacは1年で60%、3年で45-50%程度の下取り価格でWindowsより高いレートだ。
したがって、Windowsは買い換え頻度が高くなり、総額が更に高くなるといった悪循環を繰り返すと考えて良いだろう。
Macが有利です。
もう一度結論|ブログはMacが向いている
ほとんどのブロガーの場合、Macが向いている。
かかる総金額が安くなる。
また、外出先でも大きな変化無く作業を続けられる。
Windowsのブログ向けの資産を既に持っている人は、すぐにMacに乗り換える必要は無い。
ただ、Windowsは誰かがコントロールしているかのように突然、不具合になり有償修理になることがある。
故障が発生したり、Windowsのサポートが切れたタイミングで、Macに乗り換えることも検討してほしい。
それでもMacは価格が高いし、慎重に考えてね!
では、またブログを書くね!
しおぽんでした。