Vision Proのデモを楽しんだよ!|今後の考察と感想[Vision Pro購入前]

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Vision Proに関する投稿
掲載価格は執筆した時点のものだよ(2024年7月8日)

どうも、しおぽんだよ。

2023年、アメリカのWWDCでVision Proが発表されたとき、僕の反応は以下の通り。
「えー、Appleもするの? Appleが作るんだから他社と切り口が違うはずだけど想像つかない」
他社のゴーグル型端末の評価がイマイチだったので、買ってもいないのに分かった気になっていた。

僕のVRの評価が変わったのは、2024年5月に東京ジョイポリスで「ZERO LATENCY VR」を経験したあとから。
これは、とりあえず撃ちまくれってVRゲーム。
平らな空間を歩いているのに、綱渡りをしているように錯覚させるようなVRの出来に納得したよ。

VRって、ゴーグルさえ気にしないなら、没入できる世界観を作れるんだ

しおぽん

自然と作られた世界に浸れるようになってたよ!

コーギーくん

作り物感が無いって、相当考えて作ったんだろうね

その後、AppleのVision Proが2024年6月28日に日本で発売。
同じ日からアップルストアでデモも体験できるようになった。
僕がデモを楽しんだのは、発売から3日後の7月1日。

素直な感想、期待以上
特にエンタメを自宅で楽しみたい方は、今の仕様で十分満足だろうね。
デモの内容が操作とエンタメ体感に比重を置いていたので、購入後は空間コンピューティングに慣れていくことになる流れだと予想するよ。

しおぽん

初代だから、完成度は高くないけど新しい市場を作ろうという意気込みが感じられたよ!

この投稿は

Vision Proのアップルストアの店頭デモで印象に残ったこと
実際に買う人ってどんな人なの
デモを受けて、新しい価値基準になると思う?

といったVision Proの疑問について、僕の意見を書いていくね。
では、始めよう!

未来予想図
目次

最初に結論

・エンタメのニーズが先行して、後からゲーム、空間コンピューティングの順にユーザーをつかんでいく
・新しい価値基準になるが、経験した人と未経験者では価値がわかり合えない可能性有り
・価格は今後の開発によって廉価になることが期待されるが、日本の持つインフレや円安要因が割安感をそがないと良い

デモを体験して、違う世界を見て興奮したよ。
時間が経つごとに冷静になって、脳内お花畑で買うものじゃ無いなとも考えたし。
初代の商品なので、期待も不安も大きく含んでいるね。

では、店頭デモで印象に残ったことをあげていく。

Vision Proのアップルストアの店頭デモで印象に残ったこと

1.3D表現が秀逸

デモで準備されている、スポーツの動画が秀逸
個人的にバスケ観戦が好きなので、デモで再現されたバスケ・NBAオールスター戦の映像、1列目の臨場感がそのまんまだったよ。
サッカーの映像も大迫力で、目の前にボールが飛んでくるんじゃ無いかと身構えてしまったぐらい!

しおぽん

ディズニーシーの3Dメガネを付けるアトラクションでも感じない、本物に近い臨場感だよ!

Appleがプロスポーツの放映権を買いすすめているのも納得。
3D画像を収録できるのも、再生できるのも、いまのところ設備が揃っているのはAppleがいちばんかも知れない。
著作権などの問題がクリアされたら、映画や音楽の撮影カメラも3Dが当たり前になる日が来るかも

Vision Proの次期OSでは、過去に撮った写真も、すぐそばに居るような感覚の3D化が可能とアナウンスしている。
もう会えないと思っていた家族やペットと再会したら、泣けてくるはず。
期待したいね!

しおぽん

この機能、期待している人が多いよ!

2.音も臨場感があって上出来

Vision Proのスピーカーは、オープン型。
耳のすぐそばで音を出してくれる
Appleの空間オーディオ方式に対応の動画や映画、音楽は空間オーディオで出してくれるが、耳に直接触れないので、気持ち良い。

個人的に、AirPods Pro(第2世代)は耳の穴の中で耳道を圧迫するので、耳が痛くなり売却したことがあるので、Vision Proの気持ち良さは格別だよ。

AirPodsPro 第2世代 AppleのHPより


AirPods Maxも、耳を覆うことで人に空間オーディオを聴かせるので、耳に圧迫がある。
あまり僕には合わない。

AirPods Max AppleのHPより

Vision Proは、耳に直接触れない形で空間オーディオを聴かせてくれるので、僕の耳に優しい
耳のあたりにオーディオポッドがあり、横だけで無く前後に囲い込むように音が流れる。

Vision Pro AppleのHPより筆者加工

僕の判断では、Vision Proの価格は高いけど、耳に優しい上に良い音が出るので価値があると評価しているよ。

しおぽん

僕、キツネだから耳は弱いんだよ

3.自分で撮れることにも驚き

デモでは説明だけで実際に撮ることができなかったが、Vision Proは空間ビデオ=イマーシブビデオを撮ることが可能
仕事・上級者向けであったり、お互いの関係が出来ている家族・親戚であったりすれば、より傍に居るような感覚の動画や写真を残しておきたい気持ちはよく分かるね。
Vision Proを知らない人から見たら、撮影風景は怪しい以外の何物でも無いが、お互いに納得していたら良いだろうな。

しおぽん

撮るときは、頭の上もホールドしてくれるデュアルループバンドを使うと良いかも!
カメラが振れるので、頭をガッチリ固めてね!

デモを受けて、エンタメ訴求が強い、しかもデモのコンテンツも気合いが入っているというのが僕の感想だったよ。
では今、Vision Proを買う人はどんな人なのか、考えてみよう。

実際に買う人ってどんな人なの?

1.初めはエンタメニーズが多い

Vision Proの映像や空間オーディオがどんなものか知っている上で、見たいコンテンツがあれば、購入に動くことはたやすいね。
最近は新型コロナへの慣れなどもあって、人気アーティストのライブチケットは売り切れることが増えているし。
最前列で見たいのであれば、なかなか取れないチケットであれば、Vision Proで見ることへのハードルは意外と低いはずだよ。

しおぽん

最近の最前エリアのチケットって、10万円ぐらいするときもあるからね!

僕は新型コロナ時期でもイベントに参加する方針で、ガラガラなことを良いことに前の方の位置で楽しんでいた。
確かに、一度前の方の座席を経験すると、あの臨場感は忘れがたい!
交通費やチケットを取る努力をお金に換算すると、Vision Proの価格は安く感じるよ。

既にアマゾン・プライムビデオ、ABEMAといった映像コンテンツを放送するサブスクはVision Proのアプリを提供・配信を始めている。
だが、3D作品の充実には、数年時間がかかると見込むよ。

しおぽん

Vision ProのプライムビデオやABEMAのアプリがあるけど、画像を3Dに変えているってことは無いかな!

コーギーくん

映画館で公開される3Dの映画も、ここ10年で少し増えてきた感じだもんね!

2.次第にゲームユーザーへ

ゲームマニアはPS5やWindowsに信じられないお金をつぎ込んで楽しんでいると聞くね。
購買力は確かなものなので、Vision Proで発売されるソフト次第で、大きく購入に動く可能性がある。
Vision Proはハードとモニター、スピーカーが一体型なので、あとは操作するものと、ソフトがあればゲームがプレイできる。

意外と、投資額は少なく済むので、後はソフト次第。
エンタメの次の購買動機になると予想するよ。

しおぽん

フォートナイトで遊ぶときだけVision Proを使うってニーズもあるよ!

3.最後に空間コンピューティング

Vision Proは、Macのモニターの代わりにもなるんだ。
空間コンピューティングなので、視界の好きな場所に画面を置きっぱなしにできる。
次のOSでは、Macの画面が2枚まで置けるようになるので、更に使い勝手が良くなる。

しおぽん

置きっぱなしは良いんだけど、位置を記憶してくれないところは、初代のOSだなって思うね
きっと、これから賢くなると期待!

Macだけで無く、Vision ProのOSでsafari、メモ、写真といったApple機器でおなじみのアプリも提供される。
同時に起動できて、操作も可能、空間上の好きな位置に置けるのは大きな強みだね。

Vision Proの特徴は空間上にモニターやアプリ画面を置けるところだけでは無くて、拡大・縮小も可能なところ。
移動もできるので、手前に置いたり奥に置いたりもできる。
寝室や子ども部屋の標準が6畳と仮定すると、空間コンピューティングは6畳以上の広さを立体的に補えるというのは強みだね。

しおぽん

台所にレシピ動画の画面、作業机にMac画面を置いて会計記帳、子ども部屋にゲームの画面を置いておけるとかね!

コーギーくん

仕事とプライベートとごちゃ混ぜだね

空間コンピューティング用途だけでVision Proの価格が見合うかと考えると、例えば、副業で使う場合は投資額以上の利益が出ないと厳しい。
ある程度の実績を付けてから、モニター買い換えの代わりとしての贅沢な投資であれば、購入の可能性があると予想するよ。

僕の感覚だけど、発売間もない時期にVision Proを買っているのは、手元資金に余裕のある実業家やマスメディアが中心だろうね。
あとは、好奇心が勝りすぎて買ってしまった、ガジェオタYouTuberも居る。
エンタメ・ゲーム・空間コンピューティングにこれだけのお金を払える人は、少ないね。

しおぽん

強力に購入をすすめるインフルエンサーは、すこし金銭感覚が狂っている感じがするよね!

最後に、デモを受けて、Vision Proはゲームチェンジャーになると感じたかを記しておくよ。
新しい価値基準になるのであれば、十分に投資価値が見込める。

デモを受けて、新しい価値基準になると思う?

1.新しい価値基準になりうる

ディズニーランド、USJのようなエンターテイメントを楽しむ場でないとできなかった体験が、自宅でできるのは大きな進化
付随してくる、空間コンピューティングの概念も、Vision Proを付けている間だけ出現する作業や鑑賞の空間というのは自然と本能部分で認識できる。
一度体験すると、大画面テレビやホームシアターは臨場感不足で物足りなくなるよ。

しおぽん

家で、できるところがポイント!
出かけて体験では無いので、家では他の用途にも拡がるよ!

2.経験した人と、知らない人との温度差が激しい

デモでも購入でも、Vision Proの世界を体験を通じて知っている人と、知らない人では、感じる温度差が大きくなる。
話す人の思い入れ度合いによっては、分断を生みかねないぐらいの大きな溝になりかねない。
そりゃあそうだ、僕もデモを体験してから、テレビ放送やYouTubeをテレビで見ると物足りないし。

図で表してみると、これぐらいの差がある。
価値が分かり合えないぐらいの開きがあるので、慎重に言葉を選んでコミュニケーションする必要がある。
図の左側、色が付いている部分の僅かな割合の人が、Vision Proの世界がどんなものかを体験していることになる。

マイノリティ=社会的少数者だけど、先駆者にもなりかねないほど、意識の差が大きいんだ。

WebメディアやYouTubeなどの動画で見る映像と、実体験の差が大きくあるのが、Vision Proの特徴なんだ。
経験の有無で、3D映画とVision Proの違いを肌感覚で分かっているか、Vision Proの発想を理解しているかの大きな差が生まれる。
そして、Vision Proの世界が世界の進化の中心になった場合、知らない人は大きく水を開けられることになるね。

しおぽん

身になるか分からないけど、とりあえず知っておこうと体験する人は、後で大きなリードを取ることが多いね!

コーギーくん

まずは行動、体験だね!

3.操作が簡単

デモを受ける前、Vision Proの目線やジェスチャー操作について、若干の不安があったんだ。
デモを受けて、操作にすぐに慣れ、不安が消えたよ。
操作のハードルは低いよ

ジェスチャーは大げさにしないでも大丈夫
Vision Proは下に向いたカメラも持っているので、しっかり見てくれている。
わざわざ手を大げさに手話のように出さなくても、肘を曲げてジェスチャーをすれば感知してくれる。

しおぽん

ジェスチャーを大げさにしないでも大丈夫!

目線も簡単で、あなたの頭がフラフラしない限りは正確に目線を捉えてくれる
Vision Proは目を使う機会が多いので、目がすぐに疲れる。
初めは20-30分ごとに休憩を入れた方が良いだろうね。

あなたがドライアイなら、頻繁にVision Proを外して、潤い成分を点眼した方が良いよ。

しおぽん

僕は、目が乾くのを実感できたよ!

コーギーくん

夢中になるもんね

初めてVision Proを装着したとき、画面が2重に見えたりするので緊張するかもしれない。
装着の度に行う設定で調整してくれているように理解しているよ。

右目と左目の間の距離や焦点位置をVision Proが合わせてくれるんじゃないかと想像している。
日によって微妙に違うようなので、毎回合わせるのも理解できるね。

しおぽん

きっと、初めに上下左右のポイントに視線を合わせることで、調整してくれるんだよね!

Vision Proの標準は、ソロループバンドで頭の後ろだけをバンドで押さえる方法だけど、僕は短時間の使用ならすすめないな。
頭がVision Proの重さに負けてしまうように感じるためなんだ。

おすすめは、短時間であれば頭の周りだけじゃ無くて、頭の上も押さえてくれるデュアルループバンドを使うこと。
Vision Proを購入すると、箱の中に入っているよ。

それと、見たり操作したりする画面は、頭と平行線に置く方が、目線操作も安定する
頭より下だと猫背になるし、上向きだと体幹が弱い人は血行が滞りやすくなり、疲れやすくなる。

しおぽん

画面をよく見る職業なら、目線と平行線の画面高さが良いってよく言われるね!

Vision Pro、日本では2024年6月28日の発売。
アメリカでは先行して、2024年2月2日に発売されている。
では、発売後のVision Pro購入者の利用頻度はどの程度なんだろう?

評価されているなら、利用頻度が高いはず。
先行発売されたアメリカの利用実態を見てみよう。

先行発売されたアメリカでのVision Pro利用頻度

アメリカの2024年4月現在のVision Pro利用習慣アンケートは以下の通り。

全946票中、毎日は36.4%、週1回は9.8%と、発売2か月後の調査では、意外と飽きる人は少ないようだね。
ゲームのフォートナイトをするときだけって人も居る(2.7%)、楽しそう。

それでも、滅多に使わないは12.4%を占める。
高額かつリセールが難しい商品なので、くれぐれも勢いだけで購入しないように気をつけたいものだね。

目の周りのライトシーリング、バンドとそれぞれにサイズがある商品なので、中古流通が難しいのは仕方ない。
譲り受けても、ライトシーリングとバンドのサイズが合わないときはAppleから新しく購入する必要がある。

しおぽん

追加で買うライトシーリングは34,800円、バンドは16,800円
もらったVision Proでサイズが合わないと、高くつくよね

ネックになるのは価格

いちばんの問題は、初代のVision機なので、実験要素がてんこ盛りという部分。
それでいて、価格が高いのだ。

実際に何が活きるか、たくさん使われるか分からない、実験機としての役割もある。
高額だけど、実際は大して使わなかったという可能性も大きく持っているね。

もちろん、Vision機の後継、2代目の噂もある。
2代目はPro名称の付かない普及型が見込まれると、僕も予想する。
例えば、3D映像やイマーシブビデオの撮影機能をiPhoneのProモデルに絞る、本体の搭載カメラ数を減らす、ビジョンを廉価のものにするなどして、低価格化する必要がある。

それでも、2代目はVision Proの半額を切るかどうかだろうと想像するよ。

しおぽん

まずは手に入れやすい価格から!

仮に、日本では今後もインフレと円安が同時に進むと予想するので、日本人で入手できる人と、出来ない人の二分化が起きると想定する。
つまり、アメリカでは今後はどんどん割安になるけど、日本では割安度合いがアメリカほど大きく無い状態。
この場合の価格を大胆に予想すると、下記の表になる。

円安継続前提の筆者予測 今後のVision機価格

※アメリカでは州ごとに決められている消費税が別途かかります。日本は税込み価格です。

しおぽん

アメリカでは2026年に半額以下だけど、日本では56.7%だね

コーギーくん

円安だと辛いね
加えてインフレがどれだけ進むかだね

日本から見るとApple製品は輸入品なので、関税とか原価とか難しい問題もあるけど、$/¥レートで見た方が分かりやすいよ。
日本人も、収入を上げるように努力しなきゃダメだね。
Vision Proが昔のApple製品のように、もの好きじゃないと買わない商品になっていくのは、直営店舗のアップルストアが多い日本では忍びないと感じるよ。

なお、今後に円高に振れた場合のシミュレーションもしてみた。
今後にアメリカ大統領がトランプ氏に決まった場合や、日米の金利差が縮小したときは、円高方向に調整が入る可能性もある。
アメリカと日本で平行線でVision Proの発売ごとにほぼ同じ歩幅で価格が変動する予想が立つね。

円高前提の筆者予測 今後のVision機価格

昔、僕の編集学校の先生はデスクトップ型のMacintoshSE(重さ:7.7キロ)を風呂敷で包んで、毎日通勤で持ち運んでいた変わり種だったんだ。
こんな熱いファンはAppleから離れないとしても、一般層に普及するかがVision Proの日本の人気を左右すると予想するよ。

しおぽん

ゴーグル型から小型化が進むと嬉しいけど、まずはOSの熟成からだよね!

コーギーくん

メガネ型とかになったら、使いやすくなるだろうな!

まとめ

・エンタメのニーズが先行して、後からゲーム、空間コンピューティングの順にユーザーをつかんでいく
・新しい価値基準になるが、経験した人と未経験者では価値がわかり合えない可能性有り
・価格は今後の開発によって廉価になることが期待されるが、日本の持つインフレや円安要因が割安感をそがないと良い

Vision Proを購入したら、感じることがもっと多くなるが、デモを受けたあとの感触でこのブログを記述したよ。

では、またブログを書くね。
しおぽんでした。

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この記事を書いた人

Apple購入歴18年、初代のiPhoneをアメリカから買って帰ってきた編集者さんに触らせてもらってからのファン。Vision Proをデモで付けて触って、これは新しい時代がきた! と感じてブログを一新しました

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